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浴室リフォーム
最近は、家電量販店さんやホームセンターさんでも浴室のリフォームが可能となってきました。
手軽にリフォームできることはありがたいのですが、浴室リフォームはとても奥が深いと私は考えます。
・解体工事(だれが、どこの範囲まで解体するのか?)
・設備工事(だれが、どこまでの範囲で水道管など交換するのか?)
・大工工事(どこまでの範囲で工事をしてくれるのか?腐食していた場合は?)
・電気工事(排気は新規かそれとも既存を再利用か?暖房等仕様の際、分電盤からの単独回路をひいてくれるのか?その配線は隠蔽可能か?)
・内装工事(脱衣室の床、壁、天井は全部交換なのか?それとも一部のみなのか?)
・左官工事(土間コンクリートはだれが打つのか?厚さは?窓廻りの補修方法は?施工方法は?)
・塗装工事(窓まわりの塗装はどの範囲までやるのか?塗料の素材は?)
・美装工事(工事前の養生はしてくれるのか?完成後のお掃除はどの範囲までやってくれるのか?オプションなのか?)
・断熱工事(断熱工事はするのか?しないのか?するならどの範囲まで?どんな断熱材を使用?だれが充填するのか?)
たくさんの職人さんたちが毎日かわるがわる現場に入り、しかも短期間で完成しなければいけないからです。
職人さんは一つのチームだと思います。
それをまとめる監督(経験年数は?)も重要ですし、
監督が勤務する会社は大丈夫か?(利益重視でなく、お客様のことを第一に考えているのか?保証は?)
ワンポイントアドバイス
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お風呂が寒い場合は必ず窓の交換をしましょう。
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窓を交換する場合は、現在より一回り小さくなります。
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断熱を重視するならいっそ窓を付けないという選択肢もございます。
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窓を交換しない工事の場合は、両側に袖壁が付きます。(ちょっと開けにくくなります)
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窓を交換せず内窓を取り付けるという選択肢もあります。
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窓を交換する場合、外からの視線が気になる場合は目隠し可動ルーバー付きのサッシをつけましょう。
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断熱窓にはいろいろ種類があります。東海地方なら外側アルミ、内側樹脂のリクシル製品だとサーモスⅡがおすすめです。
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サーモスⅡのガラスは、ペアガラスで空気層は16mmのものがおすすめです。
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最近の北海道ではトリプルガラスが主流のようですが、東海地方ならペアガラスで十分かと思います。
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できればサーモスⅡHという商品がよいと思います。外側ブロンズ色(ほかのサッシと同色)で内側ホワイト色が一般的です。
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より断熱性の高い樹脂サッシもおすすめですが、面格子一体型のサッシがないため、サッシと別に注文する必要があります。


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給水、給湯管はコンクリートの下に埋め込まず、コンクリートの上を走るのが理想的です。(漏水した時どこから漏れているか確認しやすい、どこまでが新しい管でどこまでが古い管なのかわからない))
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コストをおさえるのためあまり給湯管や給水管をいじらない業者さんもあるようです。
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古い給湯管、給水管に接続する業者さんもありますので、給排水工事一式と書いてある見積書の場合契約前には確認してください。
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解体工事に関してもどこまで解体してくれるのか確認が必要です。
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壁のタイルははがしてくれるのか?
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古い木下地もはがしてくれるのか?
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木材が腐っていた場合追加になるのか?それとも見積にはいっているのか?
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断熱材の交換はしてくれるのか?
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断熱材を交換する場合、どんな断熱材をしようするのか?グラスウールだったら、厚さ何ミリ?密度は何キロ?
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土間コンクリートは打ってくれるのか?ブロックを敷くだけなのか?ブロックを敷かない施工方法なのか?

上の写真は給水、給湯管を埋め込まず施工しています。
断熱材の厚さは100mm、一般的な断熱材(16㎏/㎡)を使用しています。

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上の写真は給水、給湯管を埋め込んで施工しています
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土の下で、分岐されており、洗面所やトイレ、台所まで接続されている場合等やむおえず埋め込まなければいけない場合もあります
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タイルをはがそうとしてもなかなか剥がれない時もあります。
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古い住宅の場合腰上が土壁でできている場合もあります。その時は木下地ははがさないほうがいいです。解体した状況によりどの方法がベストか工事監督が判断します。

しわにならないように
上の写真は北海道などで使用されているグラスウール(パラマウントガラス製SUN)です。
断熱材の厚さは100mm、16㎏/㎡ではありますが、断熱性能が高く施工しやすいのが特徴です。ちくちくしないので、職人さんが施工しやすい。ウレタン系よりもコストが低い
袋にはいっていないのでカットしやすい、カットしやすい硬さ、
窓 側のようにきちっと断熱材をいれるのが理想的です。
写真右手のようにしわになっているような入れ方ですと結露の原因となってしまいます。
良い製品を使用しても、施工の仕方でずいぶん変わってきます。

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上のパースは理想的な施工事例です
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土間コンクリート厚さ100mm(できれば防湿シートを敷く)
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給水給湯管は土間の上に配管する
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腰下の部分もタイルをはがす
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腰上部分は、木下地も全部はがし、断熱材も交換する
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腐食部分は交換する(木下地をはがさないと確認ができない)
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脱衣室の床も断熱工事+構造用合板(厚さ12mm)+ラワン合板(12mm)+クッションフロア仕上げとする
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床断熱材が垂れ下がらないようにする。ウレタン系で厚さ45mm。垂れ下がり防止用の金具取付
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洗面台への給湯、給水も交換する。(浴室工事と同時のほうがコスト軽減できます)
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洗濯機用の給水管も交換する
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洗面所の壁を剥がし、断熱材を交換する
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窓は浴室、脱衣室の窓も断熱仕様の窓に交換する

上の写真は解体した時の写真
窓下の木材の腐食です。これはよくあることです。アルミサッシが結露をおこし窓下に長年水がしみこみ木材が腐食しています。
窓交換の場合 様々な施工方法がありますので、別ページで紹介いたします。
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